2007-01-01から1年間の記事一覧

2007年をふりかえる

2007年の一年間にどのようなことがあったのか、手帳をめくりながら、ざくざくっと振り返ってみましょう。 講座関係では、どの講座も印象深く、すぐに思い出せるのですが、例年にはなかったテーマであったり、雰囲気になったものを中心に今回は取り上げました…

「書く」ための道具

2007年も終わりですね。「今年も一年間、お疲れさん」ということで、自分から自分にプレゼントを購入。そんなに高くないのものですが、一応は舶来ものの「万年筆」です。 06年秋に、それまで使っていた万年筆のペン先が折れてしまって、しばらく万年筆を手放…

自分から仕掛ける

今月は本当に投稿数が少なくなってしまいました…読者のみなさま、スイマセン!この間のお仕事の報告につきましては、シチズンシップ共育企画のウェブサイトで行なっていますので、そちらをご覧下さい。 今月は大学関係でご依頼いただいたお仕事が他の月より…

死にゆくものとの共生

今年度から、大阪経済大学大学院人間科学研究科の「人間共生専攻」というユニークなコースで「人間共生特殊講義」と、これまたユニークな科目を担当しています。 一度、このブログのこの記事でも紹介いたしましたが、「共生社会の創造」というテーマのもと、…

なくして困るもの

今日は、2つの大学の授業の間隙を縫って、埼玉の吉田理映子さんと一緒に児童館職員や学童サークルの方を対象とする公法講座を担当させていただきました。 久々にお仕事でご一緒させていただいたということで、夜に簡単な打ち上げをして、近況を報告しあった…

『バッテリー』

僕のささやかな息抜きは、映画鑑賞(主に邦画)です。といっても、なかなか映画館にいく時間を日中とれないこともあり、深夜にDVDで観ることが殆どなのですが。。平均すれば、月に2〜3本くらいは観ているでしょうか。 で、最近は「バッテリー」という映画…

成長における喪失

ある雨の日、どうすれば雨の日でも楽しんで歩けるのか、ちょっと考えてみました。幼かった頃は長靴でぴちゃぴちゃするだけで、楽しかった訳ですが、大人となった(!?)今は雨の楽しみ方が分からなくなっています。「雨かぁ、はぁ〜あ」とため息をついて終わり…

空気を読んでる内に「窒息」

ここまで「KY(空気読めない)」という若者言葉が定着するとは思ってもみませんでした。この前、某女子大で話をきいたら「SKY」で「スーパー空気読めない」という意味になる発展系まであるそう。 空気を読む、ということは、決して悪いことではありません。…

何のためにファシリテーションを用いるか?

誕生日を迎え、27歳になりました。「えっ、まだ27歳なん!?」との声が方々から聞こえてきそうですが…。 今年の誕生日は徳島でCSRに関するパネルディスカッションのコーディネーターを務めさせていただき、過ごしました。グローバルな視野でCSRに取り組む富士…

住宅地から離れたとこのゴミ

先日、あるワークショップで、興味深いお話を伺いました。地域の美化清掃活動に参加された方のお話です。 「住宅地はあまり目立ったゴミはないわけです。しかし、住宅地から離れた幹線道路が交差しているようなところにはすごいゴミが多い訳ですね。そうした…

NPOを単なる教育ツールにしてはいけない

今月はあちこちへ出張が連続しているため、なかなかブログのための記事が書き下ろせません。。いろいろ思うところはあるんですけどねぇ。。 そこで、最近あるアンケートへの回答として書いた文章の一部を部分的にリライトしたものを以下に転載します。

110人の高校生

シチズンシップ共育企画のサイトでも報告いたしましたが、10月31日から11月2日まで岩手に出張し、高校生110名を対象とするワークショップ「これからの生徒会活動をデザインする」を担当してきました。 いやぁ本当に楽しく、充実した、そしてチャレンジングな…

1週間で5本

研修シーズンが始まっていることを味わった一週間でした。1つの会議進行と、4つの研修講師(計5日間)があり、何かとドタバタしていました。 あれこれ詰め込んだ重たい鞄をあちこちの出張で持ち歩いたせいか、激しい腰痛に襲われています(汗)。まっすぐ…

「もう死にたい」という友人にあなたはどう接するか?(生と死の共育ワークショップ)

唐突ですが、皆さんは寄藤文平さんの『死にカタログ』という本をご存知でしょうか。 「死ぬ」ということについて話し合ったり、考え合ったりすることは、どうしても避けられがちですが、誰もが向き合うこととなる「死」については、もっと向き合う時間が必要…

出会わせ方を変える

16日・17日とひょうごボランタリープラザ主催の企画づくりの研修のファシリテートを担当しました。1日目は、事例発表者として神戸市の長田区ボランティアセンターの長谷部さんをお迎えしてのセッションであったのですが、やはり研修は複数講師がいいですね…

参加者募集「アイスブレイク100連発!」

関西で「アイスブレイク」のみに特化したワークショップを11月に開催することとなりました!ワークショップや研修をされている皆さん、お互いにネタを持ち寄って学び合いましょう!また、関心のありそうな方々への広報協力、よろしくお願いします! 以下、転…

アートな週末を過ごす

この週末はアートを満喫した2日間でした。土曜日は、平田オリザさん率いる青年団の演劇「ソウル市民」「ソウル市民1919」をシチズンシップ共育企画のメンバー有志と一緒に鑑賞。日曜日は、中学時代からの友人と一緒に神戸ビエンナーレへ足を運びました。 『…

あの人ならどうするか?

仕事(活動)をしていれば、毎日、何かしらの判断を迫られることがあります。判断する事柄の大小や責任の軽重も多様ですし、自己完結する判断もあれば、他者に大きく作用する判断もあります。 そんな時、皆さんはどのように「判断」をされていますか? 僕の…

共生概念から欠落する連帯概念

9月の最終週から後期の大学の授業が始まりました。後期は次の科目で非常勤講師を担当します。 甲南女子大学「NGO論B(日本のNGO)」、大阪樟蔭女子大学「教育社会学」、大阪経済大学大学院「人間共生特殊講義」。加えて、ゲストとして何回か登場することに…

結婚式ラッシュ

9月は2回も結婚式のご招待いただきました。今日は大学時代からの親友の結婚式でした。結婚式や出産のご報告のラッシュは、もうここ数年、続きっぱなしです。しかもスピーチをする機会もしばしばで、「もうそんな年になったんやな。」と感慨深くなります。 …

たましいの育つ歩み

僕の母校・関西学院は1889年9月28日に創立されましたので、今日で創立118周年となります。何度もこのブログで書いていることですが、今になって思えば、自分という人間が形成される上で、関西学院に学んだということは、非常に大きかったと感じています。 大…

しなやかな老い

ここ2〜3年くらい、ご年配の方を対象にNPOマネジメントのお話をする機会が増えています。市民活動関係のみならず、地域団体の役員研修なども担当しております。今週末、千葉で担当した講座もご年配の方が多いものでした。 毎回、こんな若い自分の話に耳を…

「海ゴミ」

今週末は岡山出張ということで、出張のお供に新書を一冊購入して、往復の車中でざくざくっと読みました。今回のお供は、小島あずさ・眞淳平『海ゴミ−拡大する地球環境汚染』(中公新書、2007年)。 小島さんとは、1〜2回、NPOの関係者が集まる席でお話したこ…

まちなみの保存は必要か?

まちなみ保存や景観保全など、まちをどう遺していくのかということが、まちづくりの中でよく言われます。今春まで暮らしていた京都でも新しい景観条例が施行され、これまでのまちなみを保存しつつ、「京都らしい」まちなみをつくっていく取組みがスタートし…

相和する剣道

久々に購入した『剣道日本』の2007年10月号に、馬場欽司先生による「相和する剣道」というコラムがありました。 柔道家の山下泰裕氏の「相手と融和した柔道」に着想を得つつ、「自分と相手が互いに気を高め合ったところで初めて良い技が炸裂する」ことを「相…

「ねる」ことで「ねかす」。

今日は午前中に、先日このブログで書いた幼稚園の人材育成に関するお仕事で研究会があり、一日が2時間強のディスカッションからスタート。 その後、後期に担当する大学院の授業の打合せなどが続き、いい意味で疲れが出たためか、自宅事務所に帰ったところで…

プログラムオフィサーとしての公務員

市役所や公務員のあるべき姿や未来像について、様々なところで、議論がなされていますが、最近そんな話にまざる機会がありました。 その際に、私が「現段階」で持っている目指すべき未来像として示したのが、アメリカの助成財団のような市役所、そしてプログ…

すわる。だまる。かんがえる。

仕事が山積みになっているのが少し気になりつつも、この週末は後輩と一緒に京都へ。お仕事ではなくプライベートです。 京都観光をしたい!という声に応えて、京都在住経験者としてガイドを担当いたしました。といっても、今回はできれば自分も行ったことがな…

移動のつづく9月

9月1日夜からの沖縄滞在は、2日に日本歯科衛生士会九州ブロック連絡協議会の研修と自分が理事を務めているまちわくの常務会(特別なアジェンダ)、3日には寄宮中学校の総合的な学習の時間に取り組まれている地域学習と生き方学習のワークショップの視察を…