2007-01-01から1年間の記事一覧

防災訓練とソーシャルキャピタル

9月1日は「防災の日」。阪神・淡路大震災で被災した自分ですら、余りきちんと意識できていませんが、こういう節目に行なわれる地域の防災訓練の重要性を最近、ようやく理解しました。 昔は、「こんな訓練やっても当日、何の役にもたたへんのに…」と思ってい…

神戸空港から、また沖縄へ。

中学時代、僕は神戸空港反対派で、市長へ質問状を出したほど。「なんと、ませた子どもや!」と驚かれる逸話のひとつですが、当時は本気で海洋環境面からの問題、経済的な採算性の問題、これらを問う質問を出したのでした。 市役所から、とっても丁寧な回答を…

創造性が触発される学校へ

一度、このブログでも取り上げましたが「創造都市」や「デザイン都市」という言葉が、まちづくりでよく取り上げられています。 そんな中、某学生さんから「クリエイティブなものや人が街に多い、ということに何の意味があるの?」とのお尋ねがありました。僕…

旧盆のおきなわ

25日と26日はオフで沖縄滞在ということでしたが、25日から27日にかけて、沖縄では一大行事の「旧盆」の期間。 祖先崇拝の地・沖縄では旧盆を盛大に執り行う風習があります。僕は14回目の訪沖にして初体験。このためお店を閉めていることも少なくなく、まちが…

高校生は固まっていない。

8月20日から27日まで沖縄に行ってきました(これで通算14回目)。といっても、21日から24日にかけて行なわれた合宿研修の講師のお仕事としてです(汗)20日は前日打合せだし、27日はヒアリングにあてようと思っていたので、実質オフは25日と26日。「えぇー、…

どの幼稚園に子どもを入れようか?

少し間のあいた投稿になってしまいました。研修講師等のお仕事については、シチズンシップ共育企画のウェブサイトをご覧ください。 話はいきなりですが、今年度から新しく取り組んでいる仕事のひとつに総合幼児教育研究会との協働があります。全国180もの園…

お盆、唯一の休日

最近のお仕事については、シチズンシップ共育企画のサイトをご覧いただければと思いますが、今年は8月も講座が多く、汗だくになりながら、日々お仕事邁進中です。 主催(教育ファシリテーター講座)が1本、ワークショップのファシリテーションや講師のお仕…

祈るという行動

ある集まりでの話。「祈っていても平和はこない、平和は行動で実現させるものだ。」と発言された方がおられたと聞いたことがあります。 これまた別の集まりでの話。「祈るということは、主体性を神仏に預けてしまう行為だ。」とのご発言を聞いたことがありま…

『初年次教育ハンドブック』

出張の移動中に、一冊、最近購入した本を読了。大学コンソーシアム京都にいたことで、ぐぐっと関心が高まったテーマが「高等教育のあり方」ですが、今回読んだのもその文脈の専門書。最近、高等教育関係者の中で非常によく話題にあがる「初年次教育」のテキ…

社会に対するセンサー

研修のお仕事で26日・27日と博多に出張してきました。今年はなぜか依頼の多い「リーダーシップ」をテーマにしたセッションのワークショップを担当しました。答えがない中で、でも何かしら求められるというところで、ニーズのあるテーマなのかもしれません。 …

やっとこさの更新

PCがWinからMacへとスイッチする中で、ホームページ作成ソフトが変わり、うまく更新できずにいたシチズンシップ共育企画のサイトですが、昨日、これまでの活動状況報告を一気に更新しました。 デザインの統一性が若干崩れているところもあるかもしれませんが…

体験/記憶は再構成される

先週金曜日、シチズンシップ共育企画の学生スタッフの希望もあって、一緒に人と防災未来センターに久々に行って参りました。 防災未来館が2002年にオープンしてすぐに一度訪れた後は、大学コンソーシアム京都在職時に防災研究の調査で訪れたりもしていたので…

最近読んだ3冊から

最近読んだ3冊の本の中から一節か二節ずつ、引用してみましょう。最初にあげるのは、久々に読んだハーバーマスの論文から。 先に「統合的な紐帯」がないと嘆かれていたが、そうした「統合的紐帯」はまさにデモクラシーのプロセスそのものなのである。つまり…

怒りが足りない

今日は朝から大阪で仕事の打合せ。ある組織に提案する研修のフレームづくりについて、ああだこうだと話し合い、うまくまとまりました。よかった、よかった。 で、打合せ後はランチをとりながら、おしゃべりに花を咲かせたのですが、そこで話題にあがったのが…

僕の勉強を促すもの

4月以降、僕の机の上には、社会学関係の専門書がでーんと常に乗っかっています。昨年は仕事の忙しさにかまけて、専門書を読むスピードが落ちていましたが、今年はまずまずのペースで読んでいます。 もちろん、別に暇になったのではありません(いや、むしろ…

アートがひらくコミュニケーション

気がつけば6月も終わりですね。。Macに変えてから、シチズンシップ共育企画のサイトの更新が滞りがちですが、今週末に大幅に更新しますので、今しばしお待ちを! この間、神戸ワークショップ研究会での「ファシリテーターの基礎スキル」を考えるワークショ…

なぜ泣いちゃうんだろう?

今日は僕の大切なBHの後輩(で仕事のパートナー)の一人である、一郎くんの結婚式/披露宴。ということで、朝から兵庫をたち、会場の鳥取へ。 学生時代の一郎くんを知っているBH関係者からは信じられないとの言葉も出るほどに見事な晴れ姿で、新郎挨拶も本当…

支援は聴くことから

今日は2つのヒアリングがスタート。 一つは、神戸市協働と参画のプラットホームの恊働コーディネートのお仕事の一環で市役所庁内の各課に出向いて、協働実態を伺いながら、今後の課題などを伺うもの。「協働の種」となるようなものをうまく拾えないかと市役…

北九州の空はなぜ青いか?

金曜日から日曜日まで、北九州に出張していました。金曜日の夜は、久々の「講演」。修士論文やその後の研究発表の機会にまとめたシティズンシップ教育について、みっちり話題提供してまいりました。 様々な事例をひもときながら、市民としての意識を育んでか…

優しさに触れる

先週、無理がたたって風邪を引いてしまいました。熱は何とか一日で下げさしたものの、薬を飲めども飲めども咳が全く止まらず、のどがつぶれてしまいました。 今日は大学の講義が2つある日で、しかもよりによって、僕がしっかり講義する回だったのですが、そ…

自らが安らぐ方法への気づき

6月2日から3日にかけて、シチズンシップ共育企画主催講座として「ファシリテーション・グラフィックを学ぼう!」が行なわれ、無事に終了いたしました。「書く」ということが話し合いに何をもたらすのか、ひたすら書き続ける中で体感していただけたのでは…

魂の巨人

高校や大学の時の僕の友人の多くは、僕が母校・関西学院をいかに自らにとって大切な場として捉えているか、ご存知かと思います。関西学院での学んだことが、精神的支柱の重要な一つとなっています。 その証拠と言っては何ですが、僕の事務机の隣には、関学の…

「なんか」禁止令

最近、学生と接していて、気になりだしているのが、「なんか」という表現。「なんかすごい」「なんかおもろい」「なんか感じる」…と、自分の感情や思考を表現する時によく聞かれる「なんか」。 もちろん、僕も使います。言語化しきれないもやもやや曖昧なも…

「つながり」を活かすコミュニケーションを!

土曜日に講座のお仕事があり、上京。研修終了後は、偶然にもその日の夜に池袋で立教大学大学院時代のゼミ同窓会があるということで、そちらに出席しました。自分は2期生でしたが、気がつけば現在は6期生。総勢100名程度の内、40名を超えるメンバーが今回集…

教育現場の声とは誰の声か?

教育再生/改革ということを盛んに論議されています。教育再生会議でも第二次報告案が発表されたとか。その内容の善し悪しについては、言うまでもありません。 いつの時代にも話題になる「教育改革」ですが、いつも「現場の声をもっと聞くべきだ」との意見が…

考える力は確かに存在している。

僕が担当したことのあるワークショップの対象者は、これまで「高校生から老人会まで」という風に言ってきましたが、この日その表現が変わりました。「小学生から老人会まで」になりました。 昨日は少年少女合唱団の子どもたちを対象にワークショップを担当し…

汚くてもハンドメイド!?

この前、パソコンを変えたという記事を載せましたが、おかげで幾つかのデータは失われ、またパソコンが使えない環境で数日間を過ごすこととなりました。 このご時世、パソコンは何をするにも必要なわけで、何かと困ったわけですが、一番困ったのが、研修の資…

ブラックからホワイトへ

とっても慌ただしい毎日ですが、それに輪をかけて僕を苦しませていたのは、相棒のIBMのパソコンの不調。もう「ぶっ壊れる寸前」という感じで、ThinkPadの悲鳴をききながら、稼働させ続けていたのですが、大学の授業をしている時に、急に動かなくなり、買い替…

参加者募集中!「ファシリテーション・グラフィックを学ぼう

この度、シチズンシップ共育企画は青木将幸ファシリテーター事務所と共催で「ファシリテーション・グラフィック」という板書のスキルを磨く講座を6月2日(土)・3日(日)に行なうこととなりました。 正直に申し上げて、僕自身、字は非常に汚いのですが、そ…

自分自問自答シート

(大阪成蹊大学芸術学部キャリアプランニング論の受講生の皆さんへ) 講義中にも配布しましたが、自己分析用のシートを本ブログにもアップします。受講生の方がおっしゃられたとおり、「自分は変わり続けるもの」です。ですから、節目節目ではしっかりと自分…