2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「言葉のお守り的使用法」

先日、鶴見俊輔が1946年に発表した論文「言葉のお守り的使用法について」(鶴見俊輔『鶴見俊輔集3 記号論集』筑摩書房、1992年、pp.389-410)を読みました。 鶴見が言う「言葉のお守り的使用法」とは、「人がその住んでいる社会の権力者によって正統と認め…

「草の根の監視」はなぜ起こるのか?

本日、毎週寄せてもらっている関学大大学院の演習で輪読発表を担当しました。その際に、私の監視社会論を巡る問題意識を以下の通り、記しましたので、転載しておきます。レジュメは、Daisuke Kawanaka on the Webにて、アップしていますので、ご関心ある方は…

講座案内 「研修企画のつくりかた」

公益・非営利支援センター東京(愛称:はむ)主催で、7月3日(日)の13時から17時にかけて、「研修企画のつくりかた−講師の力を存分に活かしきるNPO支援研修の企画実施」という講座を調布で行います。 NPO支援のための研修というのは、数百本と日本で行わ…

<助成対象公募> 大学地域連携モデル創造支援事業

現在、働いている大学コンソーシアム京都は事業財団なのですが、数少ない助成事業の一つに、京都市から受託してハンドリングしている「大学地域連携モデル創造支援事業」というものがあります。(今年度の事務局担当の一人が私) 大学(生)と地域(の人々)…

「現実」主義を越えて

私は修士論文の最後に、現代日本の政治状況を踏まえて、「節操なき現実主義」という言葉を使いながら、現実の趨勢に流されて、基礎付けられる思想を全く持たずに、場当たり的に対応している有り様を批判しました。 機会があって、最近、有名な丸山真男の論文…

「個人の幸せ」と「社会の幸せ」をつなぐ回路

日経NETで、今春に修了した、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科が紹介されていました。 現在の社会システム(の問題性)を明らかにしつつ、そうした問題を越える、オルタナティブな社会を構想していくこと、そしてそれを具体化していく道筋をつけられ…

考える余裕をもつ

こう何日もブログを更新していないと、よっぽど忙しいのではないか、と思われるかもしれません。確かに忙しいのに間違いはないですし、帰ったらバタンキューという状態であることが多いものです。 ただ、何を書こうかと、迷ってしまうということの方が、更新…

デジカメ修理中

デジカメが故障してしまい、現在修理に出しています(本日見積もりが到着)。 ノートPCも1台、使い物にならなくしたし、どうも、僕は持ち運ぶ電子機器を壊してしまう傾向があるようです。意外と雑ですから…。モノにも思いやりをもって接しないと、大事なデ…

ストーリーのある理由。

6日と7日は、職場全員体制で、インターンシップ・プログラムへの出願受付及び面接を実施。約1000名の志望者を、来た順に面接していくのですが、一人あたり5分程度の面接時間で、てきぱきと評価をおこなっていきます。 事務局員のみならず、加盟大学教員でイ…

老人は夢を見、若者たちは幻を見る !?

僕のデスクにある、関学の卓上カレンダーには、毎月、聖書の箇所が書かれているものがあるのですが、なぜか今月は「老人は夢を見、若者たちは幻を見る。」というもの。なかなか、「ぐさっ」とくる言葉ですが、選んだ人の意図(なぜこの箇所をこの時期に?誰…

クチコミ。

GWということもあって、ここ数日、よく人と会ってお話をしていますが、その合間をぬって、レオと京都散策をしています。京都に来て一ヶ月。まちのことをまだまだ全然知らないので、こうした「求められる」機会をいかして、京都を案内するにええ場所を把握し…