2008-01-01から1年間の記事一覧

とびまわる、めがまわる。

なんだか最近、忙しいなぁと思って、ここ二週間くらい何をしてたんか、手帳をくってみました。 6月21日〜22日が桃山学院大学で研修、23日と25日は神戸市役所で断続的にMTG、24日には大阪の大学で講義、26日には岐阜の高専で講義をした後に大阪で研修があり、…

気持ちを表現する言葉と身体

1日の夜、このブログでも紹介した映画『花の袋』を観に行ってきました。最初の感想は、とにかく絵が美しい、ということでした。 奈良という「古いまち」の美しさや奥深さが、様々なシーンから溢れ返っていて、また、その「地」が「図」を引き立てていて、セ…

あなたの「希望の木」は?

私が小学校や中学校、高校、大学の頃には、「教師になりたい!」という「夢」や「希望」をもっていた。そして、その「夢」や「希望」が私を突き動かす原動力となって、様々な活動をすることとなった。 ブレーンヒューマニティーで、キャンプリーダーの活動を…

参加者募集!「教育ファシリテーター講座」(基礎編・中級編)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 教育ファシリテーター講座【入門編/中級編】 〜うながす、つなげる、ひろげる〜 【基礎編】2008年8月5日(火)〜8月6日(水) 【中級編】2008年8月7日(木)〜8月8日(金) http://homepage2.nifty.com/citizenship/edufacil08.htm…

話し合い/助け合い

朝日新聞で現在連載されている「ルポ・学校」を大学の授業などで、よく紹介しています。丁寧で真摯な取材の結果であろうことが伝わってくる記事で、短いのに毎回読み応え十分のものです。 いまは、スクール・ソーシャル・ワーカーの取組が紹介されていますが…

修復的正義の実践ガイド

「もし私たちが今日の司法制度を推進している次の三つの質問にとらわれ続けるのなら、正義はもたらすことができない、どの法律が犯されたか?誰が犯したのか?犯したものへの懲罰は何か? 真の正義は代わりに次の質問を必要とする。誰が傷つき、被害をこうむ…

NPO活性化策はNPO自らで考える

本日は、堺市の市民活動あり方検討委員会(仮称)発起人会のファシリを担当しました。市内NPOの数団体が集まって、堺市の市民活動の活性化に向けて、今後どのようなことについて議論していくべきかを考える場です。発起人会で枠組みを検討していき、その後、…

個あって全体、全体であって個

僕と同い年の友達で、きょうとNPOセンターで働いている戸田くんの弟さんが映画監督だそうで、新作のご案内をいただきました。 「花の袋』という映画です。 これから上映される作品ですから内容はまだ分かりませんが、ウェブサイトなどを拝見していると、生き…

調査されるという迷惑

「調査というものは地元のためにはならないで、かえって中央の力を少しずつ強めていく作用をしている場合が多く、しかも地元民の人のよさを利用して略奪するものが意外なほど多い。」(宮本常一「調査地被害−される側のさまざまな迷惑」、宮本常一・安溪遊地…

16回目の沖縄

ゴールデンウィークは、いかがおすごしでしょうか。僕はどーんと長期間、関西を離れていました。4月25日から5月4日まで沖縄に行って参りました。16回目の訪沖は10日間の滞在でした。 「うわぁ、そんだけおったら、真っ黒に日焼けしてるんちゃうか?」と思わ…

思いの根っこにある体験

少し前になりますが、4月20日に、シチズンシップ共育企画のメンバー対象に、「1日でわかるシチズンシップ共育企画」というトークセッションを実施しました。 シチズンシップ共育企画では、活動してくれたボランティアを対象に年に一回、私以外の運営委員が…

ぼくが朝の通勤列車を嫌いな理由

僕は朝の通勤列車というのが嫌いです。東京生活の頃は、当時働いていたオフィスまで1時間、朝の通勤「地獄」を味わいました。あの時に、これは好きになれない、と思ったものです。 ただ単純にみんなが一斉移動していて混んでいる、という理由からではありま…

「40年、ぶれない軸」から学ぶ

今日は神戸市の仕事の関係で、朝から夕方まで、説明とお願いをし続けました。その中で、真野地区まちづくり協議会にもお伺いいたしました。 「まちづくり」の分野では、全国区で有名な神戸市長田区の「真野」。1970年代から続く住民参加のまちづくりを実現さ…

「あたりまえ」をくつがえす授業

「どんな学問も次の二つのことをめざさなければならない。すなわち、明快であること、そして、当たり前でないこと、である。 真の知識は伝達できるものでなければならない。つまり、ひとにわかるようにいい表すことができなければならない。しかも、何かいう…

グルーピングから漏れるカード

今日行われた、ある打合せの席上で「KJ法でグルーピングしていくときにどこのグループにも属さずに漏れてしまうカードをどう扱うか?」という話が出ました。 僕自身もなじみ深く、会議やグループワークの中で用いられるKJ法ですが、一般的には「効率よく意見…

死を内に孕んだ生

新しい年度となり、昨年度のもろもろの業務報告書の作成もしつつ、新年度から仕掛けていく高校生対象の市民教育事業関連での新規企画の仕込みを学生スタッフの力を借りながら、せっせと進めています。どうしても淡々と整理する報告書書きよりも、創造する楽…

文字を読む/社会を読む

今日の朝日新聞で『帝国以後−アメリカ・システムの崩壊』(藤原書店、2003年)の著作で知られる人類学者・歴史学者 エマニュエル・トッド氏のインタビュー記事が出ており、興味深く読みました。トッド氏は識字化こそが近代化/民主化の鍵をにぎるものだとし…

疑問をもつことそのものが社会変革

今日は、ドーンセンターで学校教員対象のワークショップのファシリテーターを担当しました。「男女共同参画の視点による教材づくり」と題されたワークショップには、副題に「『地図でみる日本の女性』を活用して」と続いており、今日のテーマは「地図(今回…

漫然とした不全感

先日、NPO界の先輩とお話をしていて、「もっとできたのにぃ」といったような不全感が次の活動へと突き動かす原動力になるという話になり、非常に納得しました。 「やりきったー!」という強い達成感は、「次」へ突き動かす原動力にはなりにくく、むしろ「だ…

子ども一人で村が一つつくられる

2007年度にシチズンシップ共育企画が主催した「高校生NPOインターンシップ ここからスタートプログラム」の活動報告を兼ねた、「高校生NPOインターンシップ研究会」を本日開催しました。 冒頭の挨拶でアフリカのことわざ「子どもを一人育てるには、村が一つ…

卒業から何が始まるか。

20日の日に、シチズンシップ共育企画の送別会が行われました。2003年に設立して、実ははじめての出来事です。2006年にインターン制度を開始し、学生の受入が始まり、今年はその一期生が卒業となったのでした。 06年の秋から参加してくれた寺尾くんと、07年の…

教育のおもしろさ

今日は朝から大阪にある幼稚園の幹部職研修で「組織マネジメントの基礎」についてみっちり講義。わかりやすく、おもしろく、それでていて、しっかりポイントはおさえて、ツッコむところはツッコんで、というのは、最近になって、大分スムーズにできるように…

最近、何してんの?

このブログを定期的にご覧いただいている方々から最近よくされる質問が、「ブログ更新されないですけど…忙しいんですか?」というもの。 あんまり言いたくないですが、確かに忙しいですねぇ。3月に入って12日間が経ちましたが、7日間は講座の講師をしたり、…

「夢」をうる仕事なんだから。

2月は29日間ですが、実にその内、14日間は何らかの場(研修、ワークショップ、会議、座談会等)でファシリテートの仕事をしていることに気づきました。一日に二本することもあり、おかげさまで、今月も何かと忙しい毎日です。今日はラジオ番組の収録もあり、…

直感は信用できるか

さすがに連日のワークショップ行脚(と少ない睡眠)はカラダにこたえたのか、10日の夜にはガタガタ震えだし、「うわっ、これはあかん…」とバファリンを飲んで即寝。早めの対策が功を奏して、14時間睡眠後には、ほぼ完治しました、ふぅ〜。この時期に病気はト…

東京滞在6日間

4日の夜から9日の夜まで6日間におよぶ東京出張滞在も最終日。5日(企画)、7日(企画)、8日(ボラマネ)、9日(理念の広報)、そして関西に帰ってすぐの10日(評価)と研修が続きます。さすが2月だとつくづく思います。こうしてご依頼をいただけることに感…

「剣はペンよりも強し」でええんか!?

先月中旬から昨日までの講師・ファシリテーターお仕事について、シチズンシップ共育企画のサイトで報告していますので、ご覧ください。 先月、終わった甲南女子大学の授業の中で、「どのようにすればNPOは市民の信頼を得られるか?」といった問いを出したと…

「体験の不足」ではなく「考えることの不足」

今月は、全然ブログが更新できませんでした。。こんなに更新できない月は僕がウェブ日記時代(2000年)から考えても、非常に珍しいことです。 決して書くネタがなかったわけではありません。むしろ、書くネタになりそうなことが愛続くほど、忙しくも充実した…