16回目の沖縄
ゴールデンウィークは、いかがおすごしでしょうか。僕はどーんと長期間、関西を離れていました。4月25日から5月4日まで沖縄に行って参りました。16回目の訪沖は10日間の滞在でした。
「うわぁ、そんだけおったら、真っ黒に日焼けしてるんちゃうか?」と思われたみなさん、残念ながら、そんなことは一切なく(笑)、至って普通です。
というのも、沖縄にいる間に、徐々に書き進めていた2つの報告書を集中して書き上げ(計約3万字!)、那覇市NPO活動支援センタースタッフ研修と那覇市職員と協働推進施策についての意見交換会で話し続け、2日間は理事をしているNPO法人まちなか研究所わくわくの理事会合宿に参加して経営分析をし、沖縄大学インキュベーションオフィス「しまおこし」の開所式に出席したところ急にコメントを求められ…、というオンモードな日々でもあったためです。
自宅を出て仕事すると思いのほか、集中できて仕事がはかどるのですから、何とも不思議なものです。きっと、毎晩友達とご飯食べに行っていたので、お日様があがっている内に仕事片付けないとな、と思っていたんでしょう。
とはいえ、仕事ばっかりしていては、沖縄にいる意味がない!ということで、まち歩きをして町の喧噪からは慣れたお店でお茶を楽しんだり、おばぁとゆんたくしたり、また、映画館にも通ったり(2本見ました)、本を3冊読了し、とオフもしっかりつくりました。GWだしね。
最後の最後には、友達と一緒に国頭村まで足を伸ばして、国頭村環境教育センター「やんばる学びの森」でエコツーリズムを満喫。カヌーに川遊びに、と自然に身を浸しました。ぼぉーっと何も考えずに、森や空を仰ぎ見て、いいリフレッシュになりましたね。おかげで、企画が2つも思い浮かびました(笑)。
きっと「オン/オフ」が入り交じったこの生活が、一時言われた「NPOというライフスタイル」なのでしょうね。オフがオンにつながっていき、オンがオフでの時間を豊かにする関係をつくりだしている、そんなことを実感した10日間でしたね。
今回の滞在もまた、いつもの沖縄の友人たち、そしてその友人に連なる方々の繋がりの中で充実した日々でした。歓待いただいたみなさん、ありがとうございました!
「建築家としてやっていくなかで、友人は不可欠なものです。友人がいることによって、自分がひとりぼっちではない、人と人の繋がりの中で生きている人間だということを認識できるのです。クリエイティブであり続けるためには、人と共にいるという温かさを分かち合うことが非常に大切ではないかと思います。」(「レンゾ・ピアノ」、東京大学工学部建築学科安藤忠雄研究室編『建築家たちの20代』TOTO出版、1999年p,40)