最近、何してんの?

 このブログを定期的にご覧いただいている方々から最近よくされる質問が、「ブログ更新されないですけど…忙しいんですか?」というもの。



 あんまり言いたくないですが、確かに忙しいですねぇ。3月に入って12日間が経ちましたが、7日間は講座の講師をしたり、人前でお話をしています(2月に入ってからずーっとこんな感じ)。今週も来週も仕事が立て込んでいて、その講座/講演の資料作成等の準備でまたまた忙しい。しかも確定申告シーズンでその手続きもあるわけですしねぇ。



 でも、ブログが更新できないのは、単純に時間がないから、とは言い切れないように思います。忙しくて、物事を深く考えたりする時間が足りない、というのが正しいように思います。やはり時間的な余裕がないと、精神的余裕もなくなり、一人で思索に耽れないわけで。



 こうなってくると「対話」によって思考を刺激してもらう、というのが有効。先日もある自治体の方が神戸までヒアリングにこられて、まちづくりを学習面からサポートしていきたいのですが…というご相談を受けました。



 その時に、まちづくり活動の成長ステージとステージ別の学びの場のつくりかたを整理しつつ、行政としての市民協働の推進という考えの組み込み方も含めた、一枚の図をまとめあした。解説がないと、ごくごく当たり前のことをまとめているもので、そんな大したものではない感じですが、こうしたものも対話の場なくしては生まれなかったものです(図はこちら)。



 で、忙しいからこそ自分を見失いたくないとの思いで、「年に一冊はドラッカーさんの本をしっかり読む」という自分への宿題をクリアすべく、『イノベーションと企業家精神』(新訳)を読了しました。イノベーションを起こすためには、どういう視点で社会/事業の変化を捉えるのかが、非常に説得的にまとめられており、ふむふむと読み進められました。



 読んでいて自分の未熟さを痛感させられましたが、「もっとがんばらなな!」という気持ちにもなりました。「もうアカンわぁ」とならずに、気持ちを高ぶらせてくれるのもドラッカーさんの本のすごいところです。



 NPOの活動はソーシャル・イノベーションの活動でもあります。その意味では、この一冊、NPOのリーダーには必読かと思います。未読の方、ぜひぜひご一読を(別にまわしもんではありません)。



 4月中旬になれば、一息できるはず。さぁがんばって生きていこう。