卒業から何が始まるか。

pocco08.jpg 20日の日に、シチズンシップ共育企画の送別会が行われました。2003年に設立して、実ははじめての出来事です。2006年にインターン制度を開始し、学生の受入が始まり、今年はその一期生が卒業となったのでした。



 06年の秋から参加してくれた寺尾くんと、07年の春から参加してくれた濱門くんと二人が今年の卒業生。一年半から一年、と決して長期間ではなかったですが、この間、寺尾くんは僕が担当したいくつかの研修や大学講義でのアシストをしてくれたり、主催講座のロジを担当してくれました。彼との多くの対話の中で「ファシリテーション人間性」という名文句も生まれました。濱門くんは、高校生NPOインターンシップ事業の主任として、ゼロから活動を組み立て、無事に試行版を実践できました。



 ブレーンヒューマニティーで培ったスライドのノウハウを久々に持ち出して、他のシチズンシップ共育企画のメンバーと彼らの歩みを整理するスライドショーをつくりましたが、多くの貢献をいただいたことを本当に実感しながらの作業でした。



 卒業する、ということは、喜ばしいことです。しかし、2005年の夏に淡路島で出会った二人との思い出を整理していると、少なからず寂しさが同居してきます。だからこそ、卒業する、ということは、新しい関係が始まるものだと、捉えるようにしていますし、そこで「終わり」にしてしまわない関係づくりが、僕には求められているのだと思っています。どのような関係の変化が起きてくるのか、楽しみたいものです。



 シチズンシップ共育企画としては、卒業する二人が切り開いてくれた新しい事業への「思い」をリレーさせながら、新年度の活動に新しいスタッフとともにがんばっていきます。そうした誠実な行為こそが、彼らの歩みに対する敬意と謝意をあらわすに最も適切なものに他なりません。



 寺尾くん、濱門くん。おつかれさまでした。どうぞこれからもよろしく。