ぼくが朝の通勤列車を嫌いな理由

 僕は朝の通勤列車というのが嫌いです。東京生活の頃は、当時働いていたオフィスまで1時間、朝の通勤「地獄」を味わいました。あの時に、これは好きになれない、と思ったものです。



 ただ単純にみんなが一斉移動していて混んでいる、という理由からではありません。また朝早く起きるのが嫌だ、という理由からでもありません。



 一日の始まり、という時間帯にもかかわらず、あの通勤電車内の何とも言えない重苦しい雰囲気がダメなのです。電車に充満した疲労感や倦怠感、そして小難しそうなしかめ面、しんどい考えごとが頭から抜けなさそうな顔、そして朝から寝ている顔が並ぶ風景。日本も終わりやなぁと思わされる瞬間です。



 「さぁ今日も一日が始まったで!どんな一日になるんやろか」とワクワクした感じが(たとえ全面ではなくても)一部でも感じられるといいのですが、おおむねそうは感じ取れません。



 子どもの視点から見れば、「おとな」って辛そう…としか見えないのではないでしょうか。それでは、「おとな」になりたい!とは思わないでしょう。



 もちろん、僕もそんなニコニコ/ワクワク100%で朝を過ごしているわけではありません。日によってはどよ〜んとした顔の日もあります。しかし、それが毎日、ということはないですね。



 朝の電車の中が、もっと活力感じられるようになったらいいのになぁと思う今日この頃です。