子ども一人で村が一つつくられる

 2007年度にシチズンシップ共育企画が主催した「高校生NPOインターンシップ ここからスタートプログラム」の活動報告を兼ねた、「高校生NPOインターンシップ研究会」を本日開催しました。



 冒頭の挨拶でアフリカのことわざ「子どもを一人育てるには、村が一つ必要になる。」を紹介し、若い内に多くの大人と接することの意味を述べたのですが、そのことわざをもじって、今回の研究会にご参加いただいた受入先NPOの方が「子どもを一人育てることで、村が一つ生まれる。」と仰られました。



 今回のプログラムの参加者は1名でしたが、その1名の参加者がいてくれたおかげで、生徒さんを送り出してくれた高校の先生方、受入先NPO有識者、そして私たちが一つの「コミュニティ」をつくることを可能にしてくれました。



 「こども/わかもの」がコミュニティをつなぐ存在であることは各方面でも言われていることですが、今回の研究会でそのことを実感しました。



 2008年は阪神間を中心に、この高校生NPOインターンシップ事業は拡大展開を目指します。また、京都では、大分(2006)/那覇(2007)で実践してきた高校生のまちづくり企画実践プログラムを初めて取り組むことにしています。



 地図にない村(コミュニティ)が豊かに紡がれるよう、努めたいと思います。