どの幼稚園に子どもを入れようか?

bonkj.jpg 少し間のあいた投稿になってしまいました。研修講師等のお仕事については、シチズンシップ共育企画のウェブサイトをご覧ください。



 話はいきなりですが、今年度から新しく取り組んでいる仕事のひとつに総合幼児教育研究会との協働があります。全国180もの園で構成されるネットワーク組織なのですが、そこが各園の「後継者」や「主任」と言われている方々に提供すべき研修プログラム(主にマネジメント面)のトータルデザインをするというのが具体的な内容。



 幾つかの園の先生方へのヒアリングを通じて、現在の幼稚園のマネジメント上の課題や幼児教育を巡る動向についてお伺いしてきたのですが、非常に勉強になります。マネジメントの現場レベルの課題と出会えることもいいのですが、幼児教育について聴くことがやはり新鮮です。



 僕にはまだパートナーも子どももおりませんが、人生の土台づくりとなる期間の教育を巡って様々な考え方と実践が展開されていることを知り、自分が親だったら、どこの園に入れるのか悩むだろうなぁと思いながら、お話を伺っています。社会学で言うところの「社会化(socialization)」の観点から見ても、この時期にどのような他者と出会い、(共同)体験をするのかは非常に重要です。



 友人にも子どもができて保育園探しで悩んだ話が聞こえてくる年頃です。その子たちの顔を思い浮かべると、非常に責任ある仕事を与えられていることを改めて実感します。



 世間が「お盆休み」と言われている期間で、じっくり物事を考えられるこの期間を使って、このお仕事についても前進させようということで、総合幼児教育研究会のスタッフとミーティング。研修で何を身につけて欲しいのかをKJ法で整理してみました。なかなかいい収穫でした。年度末にまとまったところでご報告します。お楽しみに!