2010-01-01から1年間の記事一覧

学びの場における「問い」とは?

シチズンシップ共育企画「教育ファシリテーター講座」特設ブログで、「あなたにとって、ワークショップ/ファシリテーションにおける、問いとはどういうものですか?」という質問に対して、自分なりの答えを書いてみました。今回の講座のゲスト・スタッフの…

教育を語る言葉の「厚み」

「教育学って美辞麗句ばかりなんですよね。」 高校時代にみたNHK教育のある番組の中で、佐藤学さん(東京大学教授)がそのように仰っておられました。学校教育現場の先生方との対話を重視されながら、日本を代表する教育学者になられた佐藤先生の言葉だけに…

働くって、どういうことかを考える2つのワークショップ

ながらく書き連ねているブログを見返してみると、意外と「仕事」について、よく書いています。 いったい、「自分の仕事」とは何なのか? 働きながらあれこれと考え、また、身近な若者へ投げかけ、気がつけば、今、自分を生かした仕事に辿り着いています。そ…

シチズンシップ共育企画6ヶ月インターン生、募集!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ シチズンシップ共育企画 6ヶ月インターン生、募集中。 −来たれ、「市民になるための学び」をつくりたい人。− ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 「学生団体で活動してるけど、もう1つ次のステップに進みたいなぁ。」「教育ファシ…

「仕事って何だ?」

今春よりシチズンシップ共育企画は職員を採用したのですが、職員採用は初めてのこと。当然ながら、自社の新規採用職員の研修も初めてのこと。僕と一緒に働くことを決めてくれたことにしっかり報いたいし、他団体の人材育成を支援している身でもあり、研修等…

旧友との「近況報告」のしかた

4月に入った、と思ったら、もう5月。本当に月日の流れる早さに驚きます。こう書くと仕事尽くしのように思われがちですが、毎年4月〜5月といえば、花見やGW(そしてここ数年は結婚式)など、旧友と久々に会う機会に恵まれます。 そうして久々に会ったときに、…

「教員採用試験の願書を書いてみる」ワークショップ

現在、教員志望者を対象に、以下のワークショップについて、参加者を募っています。願書を題材にするとはいえ、「どう通すか?」という小手先を身につけるのではなく、「どう自らを表すか?何を自分は表すのか?」という軸になる部分の整理を「書く」という…

教育ファシリテーター講座2010【ベーシック編:「問いかけ」をデザインする!】

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 教育ファシリテーター講座2010【ベーシック編】 「問いかけ」をデザインする! 2010年6月5日(土)〜6日(日) ※【アドバンスト編・「あり方」を見つめなおす!】は 2010年8月7日(土)〜9日(月)で開催予定! ┗━━━━━━━━━━━━…

「なんで先生になりたいん?」という問い

教員志望学生や若手教員の方(で特に男性の方)に、「なんで先生になりたいん(なったん)?」と聞いて、「部活の指導したいんすよ」と返ってくることが意外と多く、驚くことがあります。自分も小中高いずれも部活での思い出も多く、貴重な成長機会の一つに…

ゆるやかに交わり方を深める

twitterでもつぶやいていましたが、20日から22日までの二泊三日、渡嘉敷島にある国立沖縄青少年交流の家にて、「ゆるやかネットワークを作ろう」というワークショップ/キャンプに、スーパーバイザーとして参加してきました。中学生から大学生まで約40名が一…

「物語る」ことのできる土地

沖縄を訪れること、21回目。18日から22日まで沖縄に滞在しています。 2001年11月に縁あって、沖縄でのシンポジウムにお招きいただいて以来、地域活性化の幾つかの活動に関わることとなりました。その活動を通じて多くの親友ができ、そして、親友を起点とする…

「やりたいかどうか」から「やる意味が見いだせるかどうか」

学生の間で就職活動に対する危機感は膨らむばかりです。有効求人倍率も下がっており、当然のことではあります。しかし、必要以上に危機感を持っているようにも思えます。様々な機関や人々によって、「煽られている」なぁと思わざるを得ません。その煽りは「…

カタチにする「思い」の勘違い

企画は「思い」をカタチにするもの、と言われますし、僕もそのように説明します。 この「思い」というものには、純粋に「私は〜したい!」だけの個人的な欲求の思いと、「私は○○が△△になって欲しい!(○○が△△になるためのことを私がしたい!)」という利他的…

にじみでるスタイル

このブログでもお知らせした、シチズンシップ共育企画(骨太教員養成プロジェクト)主催のコミュニケーションスキルアップ講座で行われた「いろんな聴き方」という実習でのこと。 「いろんな聴き方」の実習では、聞き手の方に対して「こういうふうに聴いてく…

骨太教員養成プロジェクトとは?

採用試験に合格した学生のニーズと、学校現場や学校外の教育機関が求めているニーズとを踏まえて、教員の採用前研修プログラムを新たにつくろうと、教育関係者が集まり、2009年夏より活動しています。 ■お申込み&お問合せ先 お申込みの方は、下記フォームに…

ひと味違う"教員の採用前研修"、スタート!

ひと味違う" 教員の採用前研修、やってみます。 骨太教員養成プロジェクトWS #2 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ これから教員になろうとする人・若手教員のための コミュニケーションスキルアップ講座 〜春からの教員生活につながる実践力をつけよう〜 ┗━━━━━━━━━━━…

「生きかたに響くことば」ブック

このブログでも紹介いたしました、「生きかたに響くことば」展(應典院主催「コモンズフェスタ2009/2010」出展企画)の展示作品(U25・100人の原動力となっている言葉集)をバインドした冊子ができあがりました! 同冊子は、この週末、應典院の「気づきの広…

きょうと発「NPOワーカーズカレッジ」をつくろう!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ きょうと発 「NPOワーカーズカレッジ」をつくろう! 〜自己成長戦略をデザインする〜 2010.2.13-14@京都・宇多野ユースホステル ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ アメリカの企業では、企業内の人材育成を体系的に戦略的に行う、「CU(Corpor…

「存在の受容」と「行動の受容」

「存在を受容すること」と「行動を受容すること」をイコールで結びつけることは良くないことだと、かねがね考えています。 他者の「存在」は、無条件に受容/承認すべきで、そうした関わりが私たちには相互に求められるでしょう。だからといって、他者の「行…

ことばとの向き合い方を通じて「じぶん」を見る

昨日、本ブログでもお知らせしておりました、展覧会+WS「生きかたに響くことば」が、終わりました。 当日の展覧会の模様については、「コモンズフェスタ2009/2010」の特設ブログにてご紹介いただいております。私のtwitterでも、いくつか展示した言葉を紹介…

「生きかたに響くことば」(展覧会+WS)

1月〜3月は本当にドタバタして過ぎ去っていくシーズンですが、そんな中でも主催事業など、積極的にしかけていきます! まず今回は「3時間だけのことばの展覧会(WS付き)」について。「劇場寺院」を銘打つ大阪の應典院にて、以下の催しを行います。ぜひぜひ…

「親切な授業」が学ぶ力を奪う!?

最近、大学の授業はとっても「親切」です。丁寧につくりこまれたスライドやレジュメで講義がされ、あげくの果てに、スライドがそのまま配布されることも多いですね。最低でも高校までは自分でノートに書き写していたような板書内容事項もレジュメで予め学生…

「でも…」のふみこみ

最近、話し合いの場で「批判的なことば」が避けられがちです。場の空気や関係性を壊したくないという思いからでしょうか。「そういう考えもありますね」と相対化することで、波風が立たずに物事が進みます。しかし、それではグループのダイナミズムも起こり…