ことばとの向き合い方を通じて「じぶん」を見る

 昨日、本ブログでもお知らせしておりました、展覧会+WS「生きかたに響くことば」が、終わりました。



 当日の展覧会の模様については、「コモンズフェスタ2009/2010」の特設ブログにてご紹介いただいております。私のtwitterでも、いくつか展示した言葉を紹介しています。ご覧いただければ、幸いです。



 言うまでもなく「ことば」そのものは、単なる記号に過ぎません。しかし、どの記号を選ぶのか、その記号をどのように解釈するのか、解釈した記号をどのように用いるのか、そして、その先にどのような対話を引き起こそうとするのか。その行為の中に「その人」を見ることができるなぁと、ワークショップではそのようなことを感じました。



 ワークショップの冒頭では、「ことばには力があります。しかし、その力は、発したときではなく、受け取ったときに、受け手が見いだすものです。みなさんは、どのことばに力を見いだしますか。ことばの働きかけを感じますか。なぜ、そのことばに惹かれるのでしょうか。それを考えてみましょう。」といったことを述べたのですが、これも、そうして「ことば」と向き合っている時の「わたし」の心の動きに集中してみることを通じて、改めて「自分」と出会えるのではないかと思ってのことでした。私の場合、意外な自分との出会いはありませんでしたが、「やはりそうか」と自分を確かめる時間になりましたね。



 今回の展示は、これから展示品をバインドした「冊子」をつくることになります(貸出用/1冊限定)。冊子を使ったアクティビティも載せたものをつくる予定ですので、興味ある方は、取り組んでみていただければと思います。(冊子完成の際には、ブログがウェブかで報告します)