研修の組み立て方
今日は職場で大きなフォーラムがあり、日曜日出勤。終了後は、BHの後輩が我が家に来て、研修の組み立てを一緒に行ないました。
その場で研修の組み立て方を簡単に説明しました。今日のブログではその概要を抜書きしておきましょう。
研修の組み立て方は3つの段階に分かれます。まず第一段階は、研修のゴールを明確に定義づけることです。「現状××な状態が、研修終了後には○○な状態になっている」という文章で。before/afterが具体的な言葉で明記される必要があります。
第二段階では、「現状の課題」が「なぜ起こっているのか?」を分析し、「どういうことを研修ですればいいのか?」を考えます。この原因分析をどれだけ丁寧にできるかで、研修コンテンツの適切性が左右されます。なので、一番時間をかけるところが、この段階。
第三段階は、第二段階で導き出した「何をすればいいか」の答えからワーク・デザインをしつつ、流れのあるプログラムとして時間軸上に落とし込んでいきます。この際、ワークと講義のバランスや、個人で考える時間とグループで考える時間など、幾つかのバランスを気にする項目をチェックしながら、試行錯誤します。
研修講師としての経験の差が出るのは、もちろん本番の臨機応変なプログラムのリ・デザインや参加者とのやり取りですが、この第三段階の思考過程でも大きく出ます。
写真のように我が家にある小さなホワイトボードとポストイットを活用しながらファシグラしつつ、夜は遅くまで研修の組み立て作業の道筋をつけました。今回の研修は僕が担当するものではなく、後輩の子がプログラムデザインから進行までやります。というわけで、僕は余り口を挟みこまないようにしていたのですが、あれこれと新しいワークを思いついたりして、自分でもやりたくなったりもしました。
今日話し合っていた研修のテーマは「役員などの役職者の業務の整理や棚卸」について。同テーマで研修をしたい団体の方、ぜひ3時間程度の研修、一緒にしませんか?