アートな一日。

kobebien09.jpg 今日は朝からアート尽くしな一日でありました。午前中に、兵庫県立美術館へ行き「だまし絵」展を鑑賞。午後はその足でハーバーランドへ向かい、ランチをとってから、神戸ビエンナーレに。



 いずれの展示においても、単純に「おっ、おもろい!」と感性がほぐされるようなものもあれば、「わぁ…なんやこれ…」と慄然とさせられるものもあり、また、「そうやなぁ、確かに…」と今私たちが生きている現代社会のいびつさを突きつけられるものもありました。



 もちろん、すべての作品にピンとくるわけではないですが、幾つかの作品を通じてアーティストの「もの」の「見えかた」や「表しかた」に触れることで、ほんの少しずつですが想像力の解放の契機を得ることができます。



 芹沢高志さんは『広告』(2009年4月号)の中で、「社会にとってのアーティストは、チューナーでありアンプのようなものです。」と語り、「日常の微細な変化にチューニングして独自のアンプで表現し、『こんな見方があるんだ』という共感のきっかけをつくっていく存在」と続けています。



 狭い世界(観)に閉じないためにも、こういう時間が大切やなぁと再確認する一日でした。



 ちなみに、今回は友だちと行ったのですが、同じ作品を見ていても、その感じ方や楽しみ方に違いがあり、「解釈の遊び」も楽しめました。その感じ方や楽しみ方から「その人」の感性が見えてくるのも興味深かったです。