たまには、日記も。

 最近、このブログの記事が小難しい内容ばかりになっていますね。。そうなると、「つまらんことは書けへんな」と(誰も何も言っていないのに)変に自己規制をかけてしまうこともあり、更新が滞ってしまいました。



 そこで簡単に近況報告。4月に入って、ワークショップ三昧は一息つきました。そうすると始まったのが、大学の授業。



 甲南女子大学で「NGO/NPO論(国際問題解決におけるNGOの役割)」<春学期>、美作大学「ボランティア論(福祉系)」<集中講義>が新規担当科目で、岐阜県立森林文化アカデミーの「NPO概論」が「コミュニティデザイン論」<春学期>へリニューアルし、新規科目が多く、毎週準備に追われています。



 国際協力NGOについても、コミュニティデザインについても、これまでの学びをきっちりとまとめていなかったので、いいチャンスをいただいています。が、毎週、文献を読み(かえし)ながらの準備で大変(汗)。特にコミュニティデザインについては、その大変さが楽しいのですから不思議なものです。その過程において、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科在籍中に学んだことや議論したことが、理論的な下支えになっていることを実感し、今更ありがたみを感じています。



 ちなみに、過年度も担当した甲南女子大学「ボランティア入門」<秋学期>と大阪樟蔭女子大学「教育社会学」<春学期・秋学期>は今年も担当します。各科目のシラバスこのページで確認できます。



 多くの学校の授業で聞かされる学生さんの「分かりやすく」「おもしろく」「楽しく」というオーダーに、どこまで応えるべきか/応えるべきではないのかなど、考えさせられていますが、そのことはまた別の機会に。



 で、この時期に多いのは、6月頃以降のワークショップや研修の打合せもそうです。NPOのマネジメント研修は従来通りのペースですが、ここ2年は神戸市協働と参画のプラットホームからの受託実績(継続中)もあり、行政職員対象の「協働のまちづくり」に関する研修が増えてきています。「協働って何?」というお話ももちろんあるのですが、いま向き合わされているのは、「分かってる…だけど」という「だけど」の部分をどう乗り越えるかです。



 アタマで理解するだけではなく、心から「あぁー必要っ!」「面白そう!」「ちょっとやってみるか」、そう思ってもらわないと、本当の共に汗を流しあう協働は進まないと思います。ただ、研修ではそこまで心に響かせるのは難しい。実践現場経験がものをいう世界です。だから、実践の中で腑に落とせる(心に響かせられる)ようなそんな「心の構え」をいかにしてつくるか?を考えています。まだ「答え」は見えませんが。。昨年度、川西市で担当させてもらった「協働のまちづくりワークショップ」にヒントが埋め込まれているんだと思っています。



 あっそうだ。シチズンシップ共育企画独自の動きも書き忘れてはいけませんね。高校生対象の市民教育事業「ユースACTプログラム」も「STEP」も継続実施です。自らの問題意識をベースに立案したまちづくり企画を実施する「ユースACTプログラム」は夏からの企画実施に向けて準備中です。新メンバーも入り、昨年度からのバージョンアップを考えてくれています。社会への関心形成から解決行動実践までのステップを踏む学びをつくる「STEP」はようやく企画書がまとまり、いくつかの高校に企画実施を提案しています。



 4年目を迎える「教育ファシリテーター講座」は、ディープな内容に深化して今年も実施します。どうディープになるのかをしっかり話し合った4月でした(@飲みーてぃんぐ)。今回は「プロセスの観察」がポイントになります。乞うご期待!!



 昨年度から取り組み始めた学校とNPOの教育協働を進めるための「ERC(教育リソースセンター)」事業は、昨年度に兵庫教育大学の院生が実施した県立高校への実態調査の内容を読み解きながら、今年度の方向性を検討しています。ひとまず教育協働に関心のある先生方が集まるコミュニティの形成に向けて、ゆっくりと動かしていくことになりそうです。



 他にも、社会人(主にNPOワーカー)の学び直しを念頭に、人間性を涵養するための生涯学習事業「セルフカルチャー・プログラム」や、「もうひとつの教職課程」をつくる「骨太教員養成プロジェクト」など、新規事業にも取り組みます。これらは5月から準備が本格化します。



 いやぁ書いていて、僕でもゲップが出そうになります。小さな所帯の団体でこれだけの活動を展開できるのも、ボランティアの仲間のおかげです。あらためて感謝。ありがとう。



 4月25日〜26日には、シチズンシップ共育企画のメンバーで広報パンフレットをつくるための合宿を行ったのですが、ゲストに来てくれた吉田さんのおかげもあって、みんなの原点にある「痛み」を分かち合えました。そのことでチームとしても一回り深くつながったんじゃないかなと感じています。「ゆるキッチリ」という今回決まったトーンのもとで創られるパンフレットは7月にはお目見え予定。これまたどうぞお楽しみに。



 …って書いていて、「おいおい、これ、プライベート全然ないやん?」って思った方。どうぞご安心を(笑)。ゴールデンウィークは、高校・大学時代の旧友や、京都のNPO仲間、後輩との飲み会でオフをいただいていますし、4月にはまちわくの理事会もあって沖縄に行き、親友たちとの語らいの時もいただきました。



 気軽に近況報告と思ったら、えらい分量。。まだ書けていないこともありますが、ひとまずここまで。