声を発することに関心をもつ

 ひょんなことがキッカケで、自分なりに「いいカップルやパートナーの関係性」には何が求められるのか、少し考えてみました。



 人と人が付き合っている中で、共通した関心ごとについては、話が盛り上がり、相互浸透性が高まるのは当然です。そこで「いい関係性」や「いい雰囲気」が醸しだされるのも当然です。



 問題は、片方にしか関心のないことを話している時ではないでしょうか。私にとっては大事なことでも、相手にとってはどうでもいいこと、そうした時にどういうコミュニケーションが展開されるのか、そこでその関係性が「試され」ます。



 言うまでもありませんが、自分に関心のないことについて話をするというのは、実におもしろくないことです。時の流れも遅く感じることでしょう。



 しかし、「いい関係性」とは、そうした自分に関心のないことでも、関心をもとうとして聴き合える関係性ではないかと思います。相手が自分に向けて、言葉を発してくれている、そのことをしっかり受け止め、相手の関心ごとにか関わろうとする心意気を持つということは、ある種の愛情と言えるでしょう。



 そして、そのように「自分には関心がないが、相手は関心がある」ということについて、深く知り合うことこそが、高い相互浸透性をもたらすものでしょう。



 僕自身、「効率性」に目を奪われたり、「自分勝手」なところが表に出て、「声を発してくれている」ということを忘れて、自分に関心のない話を流してしまうことがあります。それでは「いい関係性」も築かれなければ、「共生」の理念も実現されるものではないでしょう。



 他者の関心ごとに関心をもとうとする謙虚な姿勢、その形成を心がけたいものです。まずは、自分が大切にしたい、育てたいと思える関係性から、意識していきたいと思います。



inari.jpg ちなみに、今日は大学時代からの親しい友人と2人で京都は伏見稲荷大社に詣でました。人生初のお稲荷さんだったのですが、なかなかに良かったです。京都の名所まわり、遅々として進みませんが、少しずつでも進めたいなと改めて思いました。



 なお、年始ということで「おみくじ」をひいてみました。昨年は、3ヶ所でひいて全部が「大凶」という「何とも…」な年始を味わいましたが、今日はなんと「大吉」!これはいいスタートです(笑)



 「当たるも八卦、当たらぬも八卦」とは言いますが、やはり少し嬉しいものです。この辺り、まだまだ子どもなところなのでしょうか。