会計講座も参加型で!

 詳しくはシチズンシップ共育企画のサイトで報告いたしますが、今日は鳥取で会計講座の担当でした。「えっ?川中くんが会計講座??」と疑問に思われた方も多いでしょう。



 僕はそれなりの会計処理こそできますし、それなりの知識はありますが、会計講座を受け持てるほどの専門知識はありません。でも、僕は会計講座の講師をしたわけです。



 今回の講座は僕だけが講師だったわけではありません。きちんとした専門知識をお持ちの会計事務所のスタッフがもうお一人の講師としておられました。その方とのセッションだったわけです。



 僕は「会計講座」を参加型の講座としてプログラムデザインして、当日のファシリテートを担当するという役回りでした。



 参加型にすると時間がかかります。その場の流れで学習項目は変わります。時に、発言が盛んな参加者とそうでない参加者との温度差が生まれて、その溝を修復しないといけなくなります。



 しかし、参加型にすることによって、講師が教えたいことではなく、参加者が学びたいことが中心になり、自分の現場にあてはめしやすい研修になります。他の団体を生きた事例として学ぶことができます。ネットワーキングの契機になります。「場」に対するオーナーシップがあがります。



 今日の参加型会計講座は、一緒に講師をした税理士の先生にとっても不安だったようですが(→何せ当日に初めて会うという状態でしたし)、やってみると面白かった、と感想をいただきました。参加型は「教え手」を実は解放するものでもあります。



 講師とファシリテーターが別となる講座では、その組み合わせが活きるよう、ファシリテーターは立ち居振る舞いやコミュニケーションスタイルを変幻自由に変える必要があります。その意味で、ファシリテーターには、ちょっと高度なスキルが求められますが、その分、エキサイティングです。



 今日も非常にエキサイティングで面白いものでした。いいチャレンジでした。関係各位の皆さん、ありがとうございました!  



 実は事前に開かれた今回の研修の企画会議の席上、僕は「会計講座ならファシリテーターをおかなくてもえええんちゃうの?」と言っていました。しかし、「いや、参加型にしたいので、どうしても必要なんです。」という「参加型」に強くこだわりを持つ企画者の強い要望におされて、引き受けました。



 企画者の「思い」の強かったことに、今になって感謝感謝です。