共感を高める目的デザイン

npclb.jpg 一つ前のブログ記事にも書いたとおり、連日講座でお話をさせていただいています。



 今週、連日の担当した講座全てで言ったことがあります。それは「市民が共感する目的をデザインしよう」ということです。至極当然のことで、最初から言おうと思っていた講座は基礎的な話をする講座1つだけで、残りの講座はその場で必要だと思ったからのコメントでした。



 「この団体はわが地域/社会に本当に必要なんだ」と感じてもらう、そのような共感を高めるためには、「何をしたいのか?」ではなく「何をすべきなのか?」、そして「そのすべきことはなぜすべきなのか?」をできるだけ具体的に言うことが求められます。

 

 なのに、多くの団体の説明は「したいこと」が前面に出て、ニーズに関する説明が後回しになる傾向があります。順序を逆にして話してみるだけで、ぐっと説得力が増しますし、聞いていて自然に思えるようになるはずです。



 うまく共感を高められる目的がデザインできれば、人もお金も自ずと集まってくるものです。NPOのマネジメントは、本当に目的のデザイン次第という部分が大きいものですから、日々の活動でもっと「目的」を大切にして欲しいなぁと思います。



 もちろん、それは私の(関わっている)団体にも言えることで、自戒も込めつつの投稿です。