緊張の汗

 シチズンシップ共育企画のサイトでも報告しましたとおり、CLUB GEORDIEの広報研修を担当してきました。



 初々しく、意欲溢れる学生を前にして、ふと中学1年生の頃、学年主任の先生にいわれた言葉を思い出しました。



 「砂漠の砂になれ」というものです。砂漠の砂が水を吸収するように、貪欲に何でも吸収しなさい、ということだったと思います。「先生の言うことは疑わず」という前置きが余分であったというのもまた思い出しましたが(苦笑)。



 今回の研修では、久々に講義中に大汗をかきました。別に部屋が暑かったわけではありません。学ぶ側の真摯で、純粋なまなざしにさらされることで、いい意味も含め、「緊張」したのでした。



 意外がられるのですが、僕は今でもどんな講座であっても、直前までは緊張しています。故に、開始直前は無愛想であることもよくあります。普段は、研修が始まって、自分のリズムをつかめば、リラックスできるのですが、今回は緩和して再緊張してと不思議なリズムでした。



 研修慣れしていない方々を対象で、NPOのマネジメントについての話も初めてという方々に、この言葉で伝わるかな?と、頭の隅で考えながら話していたからでしょう。



 休憩時間中に「すっごい分かりやすかったですー」と声をかけてくれた数名の方のおかげで、一気にほぐれましたが、久々に「いい」緊張感を味わえました。「砂漠の砂」のように、素直な皆さんだったから、分かりやすいと思ってもらえたんだと思います。



 今回の緊張感が、自分を磨き続けることの重要性、そして何より毎回フレッシュな気持ちを保つことの大切さを改めて強く実感させてくれました。ありがとうございました。