生活に緊張感をもたらすもの

 シチズンシップ共育企画のサイトでも報告いたしましたとおり、大阪成蹊大学キャリアプランニング論の僕の担当回が終了しました。7回にわたる授業は、文字通り、試行錯誤の連続。ほぼ毎回、授業を見学しにきてくれた健ちゃんJaee)にもアドバイスを求め、微修正を繰り返しました。



 おかげで、最終回は、いい出来であったかなと思います。講義/ワーク/ふりかえりのバランスも良かったですし、参加者同士が交わる全員参加型のワークもできましたし。まぁ、ふりかえりの分かち合いができなかったことは、ちょっと残念でしたが(汗)



 ちなみに、キャリアプランニング論という授業の最後に言った言葉は、「クレイジーな人になろう!」というもの。働き出して、今の社会のルールに順応していくと「大人になる」と言われますが、その変化には「あきらめ」や打算的/妥協的な態度、丸山真男が批判する「現実」主義の思考などが、見て取れます。



 キャリアを変に意識しすぎて、かっこ悪い「大人になる」のではなく、自分のポリシーやアイデア、ドリームを大切にした、ある種の青臭さがあるカッコいい「大人」にって欲しいなと思いますし、自分もそうありたいと思っています。そういうキャリアデザインこそ、「納得した生き方・働き方」の実現につながるものでしょう。



 4月・5月の二ヶ月、毎週朝一限の授業は、生活に張り合いをもたらすものでした。大学で教えるってのも、おもしろいものですね。