美味しい珈琲、骨太な新書

 今日は、久々に一日中、何の予定もない日。職場がお休みの時は、共育企画の仕事や活動がある、というのが、基本形ではあるのですが、さすがにずーっと動き続けるのは、心身に悪く、こんな日も必要です。



 ゆっくりと寝て、軽くパソコンでメールを処理したら、まちなかへ。オープンテラスで美味しい珈琲を飲みながら読書。これ、至福の時のひとつ。



 今日は、見田先生の『社会学入門』を読了。読むにあたって、社会学の基礎知識の幾つかがないと理解できない内容なので、いわゆる「入門書」ではありませんが、社会学の考え方を感じ取る入門書としては、ありかもしれません。



 見田先生の軽妙な文章と、「交響するコミューン・の・自由な連合」という骨太な問題提起を受けながら、多元的公共圏の構想について思索をめぐらせました。なお、見田先生の今回の本を理解するには、前著『現代社会の理論』を読んでおく必要があります。



 その後、まちなかをぶらつき、本屋に立ち寄って、以下の書籍を購入。『幸せな動物園』は、NPOに関わっている人には、ぜひともオススメです。プランナーってこうあるべきかと気付かされます。



旭川市旭山動物園監修(2005)『幸せな動物園』ブルース・インター・アクションズ



清水諭編(2004)『オリンピックスタディーズ−複数の経験・複数の政治せりか書房



山口二郎・宮本太郎・小川有美編(2006)『市民社会民主主義への挑戦−ポスト「第三の道」のヨーロッパ政治日本経済評論社



シティズンシップ研究会編(2006)『シティズンシップの教育学晃洋書房



篠原清昭編(2006)『スクールマネジメント−新たしい学校経営の方法と実践ミネルヴァ書房