地道な努力

kasatori.jpg 今日は、関西のNPO関係者若手スタッフの集まりで、京都YMCAリトリートセンターへ行きました。



 BH時代以来、久々に火起こしなどして、野外で料理をしたり、ネイチャーゲームに興じたりしました。炭臭くなった自分に「この臭いと感覚、懐かしいわ。」としみじみ思いました。もうキャンプスタッフの現場を離れて3年ですからねぇ。



 今日、印象的だったのは、この施設が40年前にできた話。京都YMCAで活動に取り組む青年たちが、自分たちが自由に使える研修施設を持ちたいと考えたのが約40年前。そこから、募金活動をし、土地を取得し、延べ何万人もの人がワークキャンプに取組んで、荒地で僻地だった土地を開墾し、少しずつ研修施設として成長させてきたそうです。



 「NPOなんだから補助金を欲しい」とか、「手軽に助成金を獲得したい」とか言わずに、地道で地に足の着いた活動をしてきた市民活動の先人は、実に偉大ですね。地道な努力って大事だなぁと、40年前に植樹され、今なお元気に伸び続けている立派なメタセコイヤの木々を見ながら、思いました。



つまり、こういうことです。惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。各自、不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりにしなさい。喜んで与える人を神は愛してくださるからです。」(コリント二 9:6-7)