学びのバリアフリー

 今日は職場のお仕事で、ノートテイカー養成講座の事務局業務にあたりました。聴覚障碍学生の「講義保障」(講義を受ける権利を保障する)のために、最近個別の大学でも養成が進んでいるノートテイカーですが、京都では所属大学の違いで権利保障に違いが出ないように、財団でも取り組んでいるのです。



 年度末で、暴風雨の中、50名近い学生さんが集まって、「ノートテイカーとはなぜ必要か?」「何をするのか?」「どのように行なうのか?」といったことについて、練習もしながら学んでいるのを見ていて、思ったことがあります。



 講義をする側のマナーや配慮が十分になされなくてはいけないなぁということでした。学びのバリアフリーの実現には、講義をする側がノートテイクしやすいような話し方をする必要があります。



 僕は早口だし、映像を流しながら、それにかぶせてコメントもしちゃうこともあるし、ノートテイクする側に立つと、厄介だろうなぁと痛感。先日、東京で担当した研修には、懇親会も含めて、手話通訳の方が立たれていました。意識して少しゆっくり話しましたが、通常からそういった配慮が必要ですね。



 ちなみに、手話通訳の方に「ファシリテーター」って、どういう表現するんですかと尋ねたところ、「今のところ、指文字でしか表現できない。」とのことでした。



 誰か、こんな風に表現したらいいんじゃないか、というアイデアをお持ちの方、ぜひ教えてください。(別に全国に普及することはないですが、新しい表現をつくってみたいなと)