評価から逃げない教育

 「あってもなかっても同じでは、なくても良いという話になる。」とは、本日開かれた国立中央青年の家施設業務運営委員会の席上での裕幸さんOEC)のコメント。



 ある事業に参加した青少年と、参加しなかった青少年とで、一体どういう違いが出ているのか、本当に日常に帰っても能動的な市民になっているのか。こうした問いは、大変厳しいものです。



 教育効果はすぐに出るものではない、と評価から逃げるのは楽なことですが、そのように逃げていては、その組織や活動に共感してもらえない、必要性に実感をもたれないということになりかねません。



 私も全国各地で様々な学びの場を担当させていただいていますが、講座での学びが、現場での実際の変革にどれだけ貢献できているのか、となると、正直十分には追跡しきれていないところです。



 どのように効果を測定するのかは、今後検討を続けていく必要がありますが、まずもっては、この問いを常に意識し、どういう教育効果を狙うのかを定義していくことが、「学び」にかかわる人々には求められるのでしょう。



 教育効果をどのように測っていくのか、いい事例があれば、ぜひお教えください。