アイーダを観劇する贅沢

 本日、劇団四季京都劇場で公演している「アイーダ」を○田くんと一緒に鑑賞しました。僕がミュージカルを観に行くというのは、非常に珍しいことなのですが、今回は劇団四季の方からご招待を受けたのがキッカケとなったのでした。内容的にも時間的にも大作、という感じで、観終わったら、満腹気分(!?)でした。



 贅沢な時間を過ごしたなぁと思いつつ、後味を噛締めていたのですが、こうした贅沢な時間は、どうしても仕事/活動に追われる中で、やはり後回しになりがちだなぁとも思いました。今月は休暇をうまくとれたこともあり、「贅沢な時間」が多いですが、普段はなかなかこうはいきません。



 しかし、以前『Chu』(沖縄県ボランティア・市民活動センターニュースレター)の第3号コラムでも書いたとおり、「仕事人」から「生活者」に立ち返るゆとりが、市民活動に関わっている人であればこそ、重要だと考えています(もちろん、学術文芸的なものに触れるだけが、贅沢な時間(ゆとり)ではありません)。生活者感覚を取り戻すためには、生活者と楽しみ/苦しみ、喜び/悲しみを共にすることが必要ではないでしょうか。



 なかなか、確保することは難しいですが、これからも「贅沢な時間」づくりを心がけたいものです。



 ちなみに、(職場環境にも大きく左右されるものではあるのですが)概して時間的プレッシャーが高い時は創造性が低いという研究結果がまとめられた論文を読んだことがあります(テレサ・M・アマビールほか「時間的制約は創造性を高められるか」、DIAMONDハーバードビジネスレビュー編集部編『いかに「プロジェクト」を成功させるかダイヤモンド社、2005年)。やはり、いい仕事を実現するためにも「ゆとり」や「贅沢な時間」は必要なのでしょうね。