まちわく理事として。

machiwaku.jpg 本日は、僕も理事として関わっているNPO法人「まちわく」(まちなか研究所わくわく)の事務所(左写真)にて、メンバーが取り組んでいる、地域課題解決における外部者の役割に関する研究についてのディスカッションからスタート。



 コミュニティ/アソシエーション論や、ファシリテーション論などについて、議論をしている内に私も自分の思考が刺激され、あれこれと意見がまとまり、問いが立ちました。



 外部者「だからこそ」できることがあると同時に、そのことに起因する「限界」もあるわけで、その両方の内実を見極めて、「どう地域に入り、可能性を具現化するのか」ということと、どのように「外部であることの卒業」を行っていくのか(それは「撤退」もあれば「内部の人になる」こともある)ということを考えていく、こうした議論は、今まであるようで、まだまだ不十分なものなので、論文の出来上がりに期待です。完成したものを頂戴したら、レビューをこのブログでも書くようにしたいと思います。

 

nigiwai.jpg その後、ぶらっと「まち」を散策。久々に訪れると、いろいろと変わっているものです。その一つに、「にぎわい広場」(右写真)のオープンがあります。もともと公設市場があったところが閉鎖され、3年前からその跡地の利用案が検討されていたのですが、今年5月ににぎわい広場となったのでした。



 検討期間に、跡地利用計画への市民参画の実現などを「まちわく」が仕掛けていっていたこともあり、現在は「にぎわい広場の運営を考える市民の会」の事務局を「まちわく」が行っています。



 今回の形式的ではない市民参画のまちづくりを行うには、非常に手間隙がかかるものです。しかし、だからといって、そこを面倒という消極的な理由で、ないがしろにして行われるまちづくりは、一体誰のためのまちづくりとなるのでしょうか。現在、まちづくりではワークショップを用いた市民参加型が流れになっていますが、まだまだ「言い訳」のための形式的なものが散見されます。きちんとした市民参画の実現は、計画実施後に「市民に愛されるまち」となっていく上で非常に重要なことだと、広場を見ながら、再確認いたしました。

nahanpo.jpg (僕が気になる)まちの変化ということでは、那覇市NPO活動支援センター(左写真)の移転もまた挙げられるでしょう。もともと市役所前にあったのですが、新しい建物(ぶんかテンブス)の完成に伴い動いたのでした。



 施設(ハード)は新しくなっても、スタッフ(ソフト)は変わらず、ということで、ソフト面での継続性を生かして、更なる発展をご祈念いたします。



okinomi.jpg 夜は、僕の来沖のためにセッティングいただいた飲み会。まちわくメンバー以外にも、協力隊OB/OGや沖縄県ボランティア・市民活動センターの方にも集まっていただけました。楽しい集まりだったということもありますが、蛇口をひねると、泡盛がじゃぶじゃぶ出てくるという飲み放題の仕組みへの驚きの余り、勢いよく飲みすぎてしまいました(笑)