「くやしい」という気持ち

 先日、ふと聞いた台詞。「僕は、この組織の可能性を引き出しきれていないことが、くやしいんだよ。」 東京にいた頃に、一緒にお仕事をさせてもらった、市民活動業界の先輩も、似たようなことを時折、口にされていました。



 仕事をめぐって、「くやしい」という気持ちを抱ける、というのは、その仕事に本気になっている証しなわけですが、翻って自分が仕事で「くやしい」という気持ちを持てているかと考えれば、これまでを振り返ってもそう多くはないなと。



 皆さんはどうでしょうか?



 「くやしい」、そうした台詞が自然と出てくる仕事につければ、それにこしたことはないですよね。自分が一体どういう仕事で、うまくいっていない時に、そうした気持ちが湧き上がってきているかを振り返りながら、今後のキャリアデザイン、ひいてはライフデザインの手掛かりにしたいものです。

 そういえば、高校時代、剣道部の師範に「川中君は闘志が足りない。もっと勝ちにこだわらないといけないよ。」と指導を受けたことがあります。昔から、感情の起伏がそんなに激しくないのです。



 だから、老成していると複数の方から言われるのでしょう。もっと「欲張り」とか「こだわり」とか、もっていかないといけませんね。