物語が豊かな場、かがやく笑顔。

 金曜日から土曜日にかけて、岐阜は郡上にある「こうじら山の家」に行ってきました。先月、自分がファシリテーターを担当して企画づくりを行った同施設訪問ツアーが、本番を迎えるということで応援がてら視察。



 「こうじびら山の家」は、地域の自然・風土に魅了された神戸の若者が、古民家を改修してつくった自然学校。その若者、「きーちゃん(北村くん)」による自然解説や地域解説は極上ものです。今回現地で話をしていて感じたのですが、ほんっとに自然に解説してくれるんですね。すっと入ってきます。自然に関する知識も豊かですし。



 山の家は他のスタッフもみな魅力的ですが、同時に「場」そのものも魅力的です。様々な紆余曲折があって昨年オープンしただけあり、地域(の人々)との関係性も含めて「場」が有している物語が豊かな場で、多くのエピソード話が存在しているんですね。しかも、施設整備部分も含めて、「現在進行形」の物語に創り手の一員として参加できるという余地もまた多く、ここが本当におもしろい。フィールドポテンシャルが高い、ということを肌で感じる2日間でありました。



 また訪れたいなとの思いを持ちつつ、土曜日の昼過ぎに現地をたち、大阪へ。夜はライブハウスにいました。「えっ!?、川中がライブハウス?」と驚かれることでしょう。実は高校剣道部時代の後輩が現在バンドでそれなりに名を馳せておりまして、そのバンド「フォノディオン」のライブがあったわけです。



 その後輩の顔は、今まで僕が見た中で一番の笑顔で、生き生きしていましたねぇ。そんな彼(ら)が、多くの人を引きつけていく姿がこれまた実にカッコよかった。音楽を奏で、詞を唄っているわけですが、同時に「生きている」ってメッセージが身体全身から出ていて、自分はここまで自らの生を輝かせている瞬間って、いつなんやろか、と考えさせられました。



 後輩のことなので身内びいきのように聞こえると思いますが、本当に素晴らしい楽曲を出す、いいバンドです。ウェブサイトからも試聴ができますので、ぜひ!



 ちなみに、そのライブハウスでのワンドリンク用カップリユースカップで、カップには見慣れたロゴマークが!そう、自分が理事を過去にしていたA SEED JAPANLIVE ECOの取り組みに参加しているところでした。