GW in Okinawa 5・6・7日目

ishi0702.jpg 今回の沖縄滞在は前半がお仕事モードで、後半がオフモードで組み立てられています。というわけで、後半3日間は人生初の八重山諸島(やいま)へ足を伸ばしました。



 5月1日に石垣島、2日に竹富島、3日に西表島に上陸。1日は雨に見舞われたものの、「ここは晴れといて欲しいなぁ」という要所では雨脚が弱まったりして、石垣島全島をまんべんなくまわれました。



ishi0701.jpg 竹富島では現地のNPO法人たきどぅんさんが実施されている「素足ツアー」に参加。駆け足で表面をなぞって巡る観光ではなく、島の歴史文化遺産について現地の方々からのお話をしっかり/じっくり/ゆっくりと伺いながら、歩き回る観光を体験しました。まずは、たきどぅんさんが指定管理者となっているビジターセンター(ゆがふ館)でのとっても丁寧なオリエンテーションからスタート。その後、地元の方々と村の精神的中心地である或る御嶽を中心に、島内の建物や民藝館を歩きまわりました。



take0701.jpg ツアー終了後、たきどぅんの事務局長の方から「観光のありかた」についてもお話をいただきましたが、言うならば「民藝から始まる観光」だなぁと思いました。民藝運動については過去のブログ記事でも取り上げましたが、平べったく言えば、民衆生活の中に根ざした美へ注目するものです。この素足ツアーはそうした「美」、そして、目には見えない「まちの姿」を丁寧に観光客に提示していくものだと言えます。観光の当事者を「観る側/観られる側」という二分法で分けるのではなく、継承していきたい「まちの姿」を(部分的にであれ)分かち合っていく存在にしていくプロセスは、オルタナティブな観光に間違いありません。



 水牛にも乗らず、レンタサイクルもせず、竹富島は「歩き」でまわったのですが、「踏みしめる」観光となり、非常に印象深い一日となりました。



iri0701.jpg 3日の西表島はただただ自然散策。それだけ自然が豊かでした。森の中に入って、時の流れがゆったりする中、「なんで通常の生活ではこういう時間をもてないんだろう?」と考えさせられたりもしました。



 3日間、本当にゆったりと観光させてもらいました。こうした自然/文化環境の恵みに感謝感謝です。